【春季県大会展望】実力校散らばり激戦の様相
夏の大会の行方を占う前哨戦。県北支部の出場枠が一つ減ったため、例年より少ない28校で東北大会の切符を争う。昨夏甲子園で8強入りした聖光学院が優勝候補の筆頭になりそう。昨秋の東北大会に出場した日大東北、東日大昌平、光南は各ブロックに散らばり、虎視たんたんと上位を狙う。
聖光学院が入ったAブロックは実力校がひしめき、1回戦から激戦が予想される。対抗馬の一番手は県中第1代表の郡山か。支部予選3試合で37得点と打線が好調だ。8年ぶりの頂点を狙う学法石川や、敗者復活から勝ち上がった福島東、白河実に勢いがある。
Bブロックは昨秋の東北大会で花巻東(岩手)と延長15回引き分け再試合の死闘を演じた東日大昌平を中心に展開しそうだ。昨秋の県大会準決勝で東日大昌平に10点差で敗れた福島商の巻き返しも注目される。
日大東北がいるCブロックは各チームの実力が伯仲している。21年ぶりに会津支部予選を制した喜多方、昨夏の県大会4強のいわき光洋、白河が名を連ねた。18年ぶりに県大会に進出した平商の戦いぶりにも期待がかかる。
Dブロックは左右の好投手をそろえる県南の覇者・光南が支部予選で接戦となった須賀川の挑戦を再び受ける。磐城と湯本のいわき勢対決、相双第1代表の小高工からも目が離せない。
(2015年5月9日 福島民友・高校野球ニュース)
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