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磐城、7年ぶり「4強」 松本が逆転三塁打、無心で振り切る
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【磐城−小高工】6回表磐城2死二、三塁、適時三塁打を放ち右手を突き上げる松本(中央)=あいづ球場
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磐城は6−5で小高工に競り勝ち、7年ぶりに4強入りした。「がむしゃらにいくことだけを考えていた」。6回2死二、三塁、1点を追う磐城の松本岳(3年)が無心で放った一打は、金属バットの快音を残して中堅の頭上を越えた。
沸き上がる磐城の応援スタンド。松本は三塁まで進むと、両手を突き上げて喜びを表現した。「保護者やブラスバンド、応援団が駆け付けてくれる」。視線の先には必死に声援を送る人たちの姿があった。
この打席までタイミングが合わず、3打数無安打2三振を喫していた。松本は5回終了後に誰もいないロッカールームに入り、「長打を狙いすぎて自分のスイングを見失っている」と自らに言い聞かせ、冷静さを取り戻したという。「中途半端なプレーはできない」と臨んだ一打逆転の場面で三塁打が生まれた。
次戦の相手はいわき支部予選で0−4と完封負けを喫したいわき光洋。「絶対に負けられない」。闘志を燃やす言葉には、接戦を制した確かな自信がみなぎっていた。
(2015年5月24日 福島民友・高校野球ニュース)
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