> 高校野球ニュースTOP > 春季高校野球ニュース
|
反撃口火の西山「夏は日本一に」 勝利を信じ“全力プレー”
|
【聖光学院−花巻東】8回表聖光学院無死一、二塁、左翼線に落ちる意地の適時二塁打を放つ西山=開成山球場
|
6回に6点を奪われ、電光掲示板に刻まれた「1−7」のスコア。聖光学院が窮地に立たされた。「逆転で勝つ試合を何度も見てきた。絶対にひっくり返したかった」。8回無死一、二塁、左打席に立った西山伸之助(3年)の脳裏をよぎったのは、昨夏の福島大会決勝で9回に4点差をはねのけた先輩の姿だった。
「スタンドで応援してくれる仲間のために勝ちたかった」。約130人の控え部員が声をからして声援を送る中、高々と舞い上がった打球が左翼線に落ちた。泥臭く勝利を信じる全力プレーが反撃の口火を切る。最終回には代打出場した松浦圭吾(同)が「積極性が自分の持ち味。何とか好機をつくりたかった」と中越え三塁打で、3点差に迫る得点に結び付けた。
花巻東のプロ注目の左腕・高橋樹也(同)に浴びせた集中打はチームの飛躍を予感させた。「課題は誰が悪い流れを変えるかだ。試合を通して選手が力を付けたのは事実」と斎藤智也監督。西山は「この悔しさを夏にぶつけて絶対に日本一になる」と言い切った。敗戦を糧に、王者はさらなる成長を遂げて夏の舞台に乗り込む。
(2015年6月7日 福島民友・高校野球ニュース)
|
|
民友携帯サイト
右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。
|
|
|
|