立石、決勝進出を逃す 後半の粘り発揮できず
男子100メートル平泳ぎの立石諒(NECグリーン、郡山・桜小出身)は準決勝10位の59秒93で決勝進出を逃した。「落ち着いてレースはできたが、ラストでも上がんなかった」。持ち味とする後半の粘りを発揮することができず、予選より0秒07タイムを落とした。
五輪開幕前まで立石の持ちタイムは今季2番目の59秒60だったが、五輪では予選から59秒台の好タイムが続出。準決勝をトップで通過したファンデルバーグ(南アフリカ)が北京五輪で北島康介(日本コカ・コーラ)がマークした58秒91の五輪記録を0秒08塗り替えるほどのハイレベルの争いとなった。しかし、立石は「雰囲気は良く、泳ぎも良かったが、気持ちが絡まってしまった」。胸に秘める闘志は消えていない。立石は31日の200メートル予選、準決勝に照準を合わせた。
(2012年7月30日 福島民友ニュース)
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