渡辺選手の父母が避難先の神奈川県で観戦
渡辺選手の父善行さん(63)と母知子さん(59)は、避難先の神奈川県大和市の市営住宅で、インターネット中継でレースを観戦。善行さんは「タイム的には残念だが、この結果が次につながれば」と個人種目のケイリンに期待を寄せた。
ケイリンは、知子さんと孫の遠藤悠太郎くん(10)、友人ら5人で現地で応援する予定で、チケットは決勝が5枚、予選は2枚しか用意していないという。善行さんは「メダルを持ち帰り、双葉の皆さんと祝杯を挙げられれば」と話した。
双葉町の町民が避難生活を送る埼玉県加須市の旧騎西高では、住民らがホールに集まり、声援を送った。井戸川克隆町長は「あの緊張感の中で疾走してくれたことは、われわれにも大変励みになる。ケイリンでは、悔しい思いを晴らしてほしい」とエールを送った。
(2012年8月4日 福島民友ニュース)
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