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なでしこジャパン、ぜひ「金」を 双葉郡の住民も応援
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昨年12月に鮫島選手と撮影した写真に見入る永井さん=いわき市・Jヴィレッジ仮設フィットネスジム
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ロンドン五輪で初の五輪メダル獲得を決めた「なでしこジャパン」。元東京電力女子サッカー部マリーゼに所属していた選手も活躍していることから、同チームが本拠地としていた双葉郡の住民からも声援が聞こえる。
「ここまで来たら金メダルを目指してほしいと思うが、たとえ銀メダルでも女子サッカーの歴史を変えたことはすごいことだと思う」。いわき市のJヴィレッジ仮設フィットネスジムでチーフトレーナーを務める永井隆太郎さん(37)は、元マリーゼのDF鮫島彩選手にエールを送る。鮫島選手はマリーゼ時代、Jヴィレッジ内のジムでトレーニングを行っており、必死に練習に取り組む姿を見てきたという。
鮫島選手は昨年12月に、いわき市で開かれたサッカー教室に駆けつけたほか、仮設ジム開所時には、お祝いの電報が届くなど、震災後も交流が続いている。永井さんは「とても明るい女性。五輪では積極的に前に出てプレーしている印象を受ける」と話し、決勝でのさらなる活躍を期待した。
7日に同ジムで汗を流していた坂本房男さん(65)は楢葉町からいわき市の仮設住宅に避難しているが、「なでしこの活躍からは元気をもらっている。ぜひ金メダルを」とエールを送った。
富岡町から栃木県小山市に避難している元富岡ロータリークラブ会長で、マリーゼサポーターの磯村福治さん(67)は、FW丸山桂里奈選手の活躍を祈る。ロンドンに応援に行く約束を丸山選手と交わしたが、長引く避難生活で果たせなかったという。「行けないのは残念だが、思いが伝わるようテレビの前で応援したい」と話した。
(2012年8月8日 福島民友ニュース)
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