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“なでしこ”佐々木監督来福 「サッカーを通し元気と勇気」
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内堀副知事に、なでしこジャパンのサイン入りユニホームを贈る佐々木監督(右)=13日午後、県庁
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ロンドン五輪でサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」を銀メダルに導いた佐々木則夫監督(山形県出身)は13日来県し、県庁で内堀雅雄副知事に日本女子サッカー史上初のメダル獲得を報告した。今なおつらい思いを抱える本県をはじめ東日本大震災の被災地。「サッカーを通して元気と勇気を届けるのが使命」。東北出身の指揮官は期間中のミーティングで選手に語り続けた。世界の頂点を目指したなでしこの被災地への思いがメダルにつながった。
ロンドン五輪では、世界一となった昨年のワールドカップ(W杯)より、海外関係者の間で東日本大震災や原発事故が話題に上る機会は少なくなったと感じた。だからこそ「復興の途上で被災者が大変な思いをしている。五輪でもW杯のように勇気と感動を伝えなければ」と心に刻んだ。ミーティングで選手の士気を鼓舞し続けた。
なでしこには、東京電力女子サッカー部マリーゼでプレーした鮫島彩、丸山桂里奈両選手ら東北ゆかりの選手が多い。これら選手の被災地への思いはそれぞれ強く、指揮官の思いがイレブンに浸透。強豪を次々に撃破した。佐々木監督は「金メダルではなかったが、銀メダルも素晴らしい結果。感動を届けられたと思う」と充実感を見せた。
「Jヴィレッジ(楢葉、広野町)は、なでしこジャパンの聖地。お世話になった県民の皆さんに応援へのお礼と結果報告にうかがいたかった」。内堀副知事と会談後、報道陣の取材に応じた佐々木監督は真っ先に、チームの練習拠点としていたJヴィレッジと県民への感謝の気持ちを語った。
(2012年8月14日 福島民友ニュース)
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