母校で後輩たちにエールを送る須佐選手

　ロンドン五輪ボクシング競技に日本代表として出場した須佐勝明選手（自衛隊）は５日、会津若松市の母校会津工高で五輪出場報告会をした。
　全校生徒が集まる中、須佐選手はロンドンでの思い出や自身の戦いについて話した。「一度引退してから、復帰して目標だったオリンピックの舞台に立てた。みんなにも自分なりの夢を探して頑張ってほしい」とエールを送った。
　お礼のあいさつで生徒会長の吉田若菜さん（３年）は「会工ＯＢとして戦う須佐選手からたくさんの勇気をもらった」と感謝の言葉を伝えた。須佐選手の後援会長を務めた笠原昭会津アマチュアボクシング協会名誉会長も謝辞を述べた。

　若松市役所、商議所も訪問
　須佐選手は３日に会津若松商工会議所、４日に同市役所を訪問。同市役所で須佐選手は「たくさんの人から熱い応援をもらった。本当にありがとうございました」とお礼を述べた。室井照平市長は「会津魂をしっかりと見せてくれた」とねぎらった
（２０１２年９月７日　福島民友ニュース）