【１０キロ女子高校生以上２９歳以下】カップを手に笑顔を見せる松本菜穂（ぴよクラブ）

　「沿道からの声援が心強く、走りやすいレースだった」。女子高校生以上２９歳以下の部１０キロの部に初めて挑戦、大会記録を１分１８秒更新して女子総合優勝の栄冠をつかんだ松本菜穂（１７）＝ぴよクラブ＝はゴール後、高校生らしく、とびっきりの笑顔を見せた。
　スタートから飛び出し「４〜５キロあたりが一番きつかった」と万全の体調ながら、高ぶる気持ちを抑え切れずに失速した。「練習通りにすれば大丈夫」。後半は、冷静に周囲の大人について行くことで自分のペースを立て直し、トップに立って２位に約２分差を付ける独走。高校生になって初めて優勝した。
　「中学生の時も優勝したが、今回は距離が長いので格別」と険しかったレースを振り返った。「次に参加したときも優勝を狙えるようにしたい」。松本は自分の走りに磨きを掛け、さらなる飛躍を誓った。
（２０１３年９月２日　福島を走る・福島民友ニュース）