思わぬ落とし穴...遠藤、予選1回目13位 決勝へ「攻めていく」

 

 思わぬ落とし穴にはまった。フリースタイルスキー男子モーグル予選1回目で13位と奮わなかった遠藤尚(しょう)(忍建設、猪苗代高卒)。3度目の五輪は本来の滑りとは程遠い苦しい出足となったが、決勝進出が懸かる予選2回目に向けて「しっかり自分の滑りをして、攻めていきたい」と気を引き締めた。

 第1エア(空中技)でフルツイスト(伸身後方宙返り1回ひねり)を決めると、着地でコブの深い穴に板を取られる不運に見舞われた。ここでリズムを崩し、後半の滑りに影響した。時間点こそ30人中9位に入ったが、ターンは13位。今季ワールドカップランキング5位に付ける男としては到底満足できない滑りだった。

 12日は予選2回目から決勝1回戦(20人)、同2回戦(12人)、スーパーファイナル(6人)と人数が絞られながら競技が続く。それぞれ1本勝負で、メダルにたどり着くには合計4本を滑らなければならず、気が抜けない戦いが続く。

 「しっかり巻き返し、本戦ではいいところにいきたい」。平昌を競技人生の集大成と掲げる遠藤がこのまま終わるわけがない。

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