『尚の雄姿』間近で声援 3度目の五輪、家族が初めて現地観戦
9日のフリースタイルスキー男子モーグル予選に臨んだ遠藤尚(27)=忍建設、猪苗代高卒。競技会場では猪苗代町でペンション「見鳥」を経営する遠藤の父省吾さん(60)と母由喜子さん(59)、兄で会社員の零始(れいじ)さん(33)が3度目の五輪にして初めて現地で遠藤の雄姿を見守った。
所属する忍建設(宮城)の中村忍社長(50)らと共に、省吾さんらは同町と仙台市で行われた壮行会で贈られた寄せ書き入りの日の丸を手に声援を送った。省吾さんは「心臓に良くないね。転んでけがをしなかったから良かった」と胸をなで下ろした。
これまで本業優先で2度の五輪はテレビ観戦だったが、今季限りでの引退を表明している遠藤の雄姿を見届けようと現地に駆け付けた。予選終了後に対面した遠藤は家族の激励にとびきりの笑顔を浮かべた。由喜子さんは「サバサバしてへこんでないみたい」と安心した様子。零始さんは「1本長く滑りを見られると思って楽しみたい」と弟にエールを送った。
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