羽生結弦選手「苦しんだ4年あったから」 競技から一夜明け語る
フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=は競技から一夜明けた18日、韓国・平昌の平昌JOCジャパンハウスで記者会見した。
羽生は成功すれば世界初となる超大技のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)習得に向けた思いや今後について語った。
―一夜明けての心境は。
「ソチ五輪とは違い、たくさんの思いを込めて金メダルを取りに行った。思い描いたメダルをかけることができて本当に幸せ」
―競技以外で今後挑戦したいことは。
「スケートをやめる気はない。まだやりたいことが残っている。もう少しだけ自分の人生をスケートに懸けたいと思っている」
―メダルまでのプロセスは。ソチ五輪後に描いた青写真通りだったか。
「4年前から今日までぜんぜん違う。手術、捻挫、けがと病気に苦しみながら4年間を過ごした。でも、NHK杯でけがをするまで順風満帆でうまくいっていたとしたら、金メダルは取れてなかった。いろいろな経験があったからこそ」
―4回転アクセル(4回転半ジャンプ)は右足首への負担が怖くないか。
「右足首の状況を見ながら習得したい。正直、自分に満足している。今が幸せだから、またつらい時期が来る。まずはリハビリに専念できれば」
―最後にひと言。
「スケートを滑れて幸せ。五輪のマークがあってたくさんの応援があって、誇りを持って金メダリストになれた。これからの人生も金メダリストとしてしっかり全うしたい」
- 羽生結弦選手に「国民栄誉賞」 フィギュア男子・冬季五輪2連覇
- 羽生結弦選手「国民栄誉賞」決定 フィギュア男子、五輪2連覇
- 鬼塚雅選手が『スノボ』楽しさ伝える 磐梯・アルツ磐梯で教室
- 鬼塚雅選手、4年後へ「もっと頑張る」 磐梯町長を表敬訪問
- 羽生結弦選手に「国民栄誉賞」 政府方針、フィギュア五輪連覇
- 平昌冬季五輪・日本選手団が帰国 主将・小平らメダリスト会見
- 日本、メダル史上最多「13個」 平昌五輪閉幕、「金」4個獲得
- 平昌五輪から県民に届けた『勇気』 福島県ゆかり6選手が熱戦
- 女子マススタート・高木菜那「金」 女子カーリング「銅」獲得
- 【フロムコリア】日本語話せるスタッフと交流 大会運営下支え