攻めた鬼塚、岩渕...悔しさと決意 北京五輪で笑顔の大輪咲かす

 
日本勢最高の4位に入り観客席に手を振る岩渕麗楽

 スノーボード女子スロープスタイルに続いてビッグエアに22日、出場した鬼塚雅(みやび)(19)=星野リゾート=と岩渕麗楽(れいら)(16)=キララクエストク。鬼塚は8位、岩渕は日本勢最高ながら4位に終わり、初出場の五輪でメダルに手が届かなかった。

 「悔しい大会になった」。競技終了後、鬼塚はゴーグルを着けたまま震える声で話した。12日のスロープスタイル。メダルが有力とされたが19位に沈んだ。「(気持ちを)切り替えたつもりだったけど、できてなかった。自信がないままだった」。本来の力を出し切ることができず、悔しさだけが残る五輪となった。

 猫魔スキー場(北塩原村)で練習に励み、冬季日本女子最年少でのメダルを目指した16歳の岩渕。「あと一歩のところで届かないのが今の実力」と結果を受け入れた。「4年後、この舞台はさらにレベルが上がっている。自分もレベルアップしていきたい」と心の強さをのぞかせたが、まだ高校生。応援に来た家族の元へ駆け寄ると涙をこぼした。

 日本の女子スノーボード界をけん引する10代の2人。次の五輪で笑顔の大輪を咲かせてほしい。

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