県協会・原田、北京冬季パラ代表決まる 「満足のいく滑りを」

北京冬季パラ日本代表に決まったアルペンスキー女子座位の原田紀香(日本障害者スキー連盟提供)
北京冬季パラリンピックに出場する日本選手団が17日までに追加発表され、本県関係ではアルペンスキー男子座位の藤原哲(41)=コロンビアスポーツウェアジャパン、天栄村=に加え、県障害者スキー協会所属で同女子座位の原田紀香(39)=セールスフォース・ジャパン=も代表に決まった。藤原は「今までの練習を全て出し切れるように頑張りたい」、原田も「本番では自分の満足のいく滑りをしたい」とコメントした。
両選手を指導した県障害者スキー協会の小林清美会長(63)によると、秋田県出身の藤原は2013(平成25)年から競技を始め、15年に県障害者スキー協会所属になった。本格的に競技をするために天栄村に移住したという。
京都府出身の原田は13年から県障害者スキー協会に所属。大会出場を重ね、競技にのめり込む姿を見て、小林会長が本県チームに誘った。埼玉県から県内のスキー場に通い技術を磨いたという。「われ先にと滑り出し、数多くの練習に熱心に取り組んできた」と両選手を思い返し「パラリンピックでも目標を高く設定し、自分の高みを目指してほしい」と期待した。
県勢ではアルペンスキー男子座位の鈴木猛史(33)=KYB、猪苗代高卒=がすでに北京パラ代表に選ばれている。小林会長は「選手個々の努力もあるが、長年支えてきたスタッフの存在やスキー場があったからこそ」と代表選出に感謝の言葉を述べた。
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