鈴木5位、後半種目の回転で真価 男子スーパー複合座位

 
【男子スーパー複合座位】後半の回転で滑走する鈴木猛史。2種目合計で5位になった(共同)

 北京冬季パラリンピック第4日の7日、アルペンスキーはスーパー複合が行われ、県勢は、男子座位の鈴木猛史(33)=KYB、猪苗代高卒=は5位だった。

 前半種目のミスを得意の後半種目で挽回した。スーパー大回転と回転の合計タイムで競うスーパー複合。今大会3種目目となった鈴木は「スーパー大回転の失敗が大きかったが、諦めなくて良かった」と振り返った。

 前半のスーパー大回転はターンが連続する中盤で大きく外側に膨らみ、スピードに乗れないまま11位。「メダルは厳しい」と感じながら、巻き返しを狙った後半の回転は中盤に体勢を崩す場面もあったが、落ち着いて持ち直して入賞圏内でフィニッシュした。

 回転は今大会メダルを狙う鈴木の本命種目でもあり、「どんなコースなのかきっちり体に染みこませたいと思って滑った」と本番を見据えていた。

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