原田が初陣、序盤に転倒し途中棄権 北京パラ、女子大回転座位

 
女子大回転座位1回目で途中棄権し、悔しそうな原田紀香(共同)

 北京冬季パラリンピック第8日は11日、アルペンスキー女子大回転が行われ、座位で福島県障害者スキー協会所属の原田紀香(セールスフォース・ジャパン)は1回目で途中棄権し、2回目に進めなかった。

 原田は序盤に転倒し、途中棄権となった。パラ初レースに「思い切り満足いく滑りができたら」と気合を入れて臨んだが2回目に進めなかった。

 序盤のターンで切り返しが徐々に遅れ、雪面ぎりぎりまで体を倒したターンで持ちこたえられず転倒した。指導してきた県障害者スキー協会の小林清美会長は「ターンが遅れていた。回転ではこの失敗を糧にしてほしい」と残念がった。

 京都府出身。先天性の障害で2012(平成24)年ごろから競技を始めた。13年に県障害者スキー協会に入り、埼玉県から練習環境が整う県内のスキー場に通って技術を磨いてきた。最初の種目は苦い結果となったが、12日の回転で雪辱を期す。

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