高校球児"自分も五輪に" 福島県で野球・ソフト開催検討

練習に打ち込む日大東北高野球部の選手。野球の本県開催に期待を寄せる
地元での五輪の舞台に立ちたい―。2020(平成32)年東京五輪の野球・ソフトボールについて、政府が1次リーグの一部の本県開催を検討していることが明らかとなった28日、県内の高校球児は五輪出場の夢を膨らませた。開催が正式に決まれば競技人口の拡大など波及効果が見込まれる。関係者は「ぜひ実現してほしい」と力を込めた。
日大東北高野球部の石田崇人選手(2年)は「トッププレーヤーが集う大会が開かれることは野球人としてうれしい」と素直な思いを語った。夢はプロ野球選手。「地元開催という明確な目標ができれば練習の励みになる」と述べた。
学法石川高野球部の北郷辰憲選手(2年)は広野町出身。開催されれば「福島が盛り上がる」と話す。原発事故に伴いいわき市に避難、いわきボーイズで野球を続けた。町の復旧作業の様子を目にしてから「野球で明るいニュースを届けたい」と考えている。5年後は21歳。「東京五輪に出てみたい」と意欲を示した。
捕手として夏の甲子園に出場、プロを目指す聖光学院の佐藤都志也選手(3年)は「ぜひ試合に関わってみたい」と話し、同校野球部の横山博英部長は「少子化の影響などで激減する野球人口の拡大につながる」と五輪効果に期待した。
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