野球部監督に元プロ選手 福島県内初、東日大昌平高

部員に打撃フォームを指導する伊藤新監督(左)=1日、いわき市・東日大昌平高グラウンド
いわき市の東日大昌平高硬式野球部の新監督にプロ野球の巨人やダイエー(現ソフトバンク)で活躍した相馬市出身の伊藤博康氏(46)=学法石川高、東北福祉大卒=が1日、就任した。日本高野連によると、プロ野球関係者の学生野球資格を回復する研修制度が2013(平成25)年7月に施行されて以降、元プロ野球選手が高校野球の監督に就任するのは県内で初めて。
伊藤新監督は「生徒と一緒になって、一人の野球人を育てていきたい。野球を通して人間力を育み、本当の野球の楽しさを伝え、チームをまとめていきたい」と抱負を語った。伊藤監督は1991(平成3)年、巨人に入団。2球団で計6年間、プロ野球生活を過ごした。引退後は東京や石川町で整体師として働いていた。11月中旬に監督就任の要請があり、快諾した。
佐藤和喜主将(2年)は「自分たちが大きく変わるチャンス」、浅岡秀夫校長は「今までの経験や総合力を生かしてもらいたい」と話した。県高野連の喜多見薫会長(58)は「本県出身の元プロ野球選手が指導者として戻ってきてくれるのはありがたい。本県の底上げにもつながってほしい」と期待を寄せた。
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