最後の大仕事!聖光学院・藤田「3点適時打」 仙台育英に一撃
聖光学院の8番藤田竜輝(3年)が先発起用に応えた。3点を追加した5回、1死満塁で真ん中寄りのスライダーを振り抜くと打球は左中間を抜け、試合の流れを決定づける走者一掃の3点適時二塁打となった。
守備固めでの出場が多かったが、相手バッテリーが外角を中心に攻めてくると読んだ斎藤智也監督から「外角が打てる打者」として先発を任せられた。
「相手投手はスライダーが多いと頭に入っていた」。1、2打席目とも外角のスライダーをとらえ安打とし5回の3打席目もやはりスライダーを外野に運んだ。
5学年上の兄翔さんも聖光野球部。試合を見てその泥臭さい野球に憧れ入学を決めた。聖光で学んだ野球や私生活への姿勢は「今後の人生につながる」と確信している。卒業後は消防士を目指すという。藤田は「野球をやり切ることができた」と晴れやかだった。
主砲の責務!畠中が2安打2打点
聖光学院の4番畠中子龍(3年)は先制点を挙げる適時打など、4打数2安打2打点と気を吐いた。
先制の好機となった3回2死一、三塁で中前打を放ち、チームに良い流れを引き寄せた。6回にも左翼線への二塁打で好機を演出するなど、主砲の責任を果たし勝利に貢献した。