聖光が決勝進出、国学院栃木に完封勝利 とちぎ国体高校野球

 
【聖光学院―国学院栃木】3回裏聖光学院1死一、二塁、先制の適時打を放つ高中=宇都宮清原球場

 3日の第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は栃木県内などで16競技が行われ、特別競技の高校野球硬式で聖光学院が決勝に進んだ。4日は14競技が行われる。

221004k-local02.jpg 【評】投打がかみ合った聖光学院が、接戦を制した。3回、高中の適時打で先制すると、その後も三好の適時打などで着実に加点。先発小林剛は緩急を使った投球で国学院栃木打線に攻撃の隙を与えず、4安打に抑え初完封した。(副島湧人)

 高中、決勝進出へ貢献

 3年生とともに戦う最後の大会にかける思いは強かった。2番の高中一樹(2年)は先制の適時打を含む2安打2打点とチーム初の決勝進出に貢献。「今まで助けてもらってきた3年生に恩返しができて良かった」とうれしさをにじませた。

 3回、上級生がつくった1死一、二塁の好機で回った打席。「集中して、来た球に反応できた」と甘い球を逃さずに中前へとはじき返した。「3年生と日本一を目指せるのはこの大会が最後。あと1試合しかないが最後までやり切りたい」と決勝への覚悟を口にした。

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