会津勢対決!会津が『リベンジ』 ライバル・会津学鳳に2-1
第100回全国高校野球選手権記念福島大会第5日は11日、いわき市のいわきグリーンスタジアムなどで2回戦10試合が行われ、いわき海星は修明に2―1で9回サヨナラ勝ちした。創部4年目のふたば未来はあさか開成に5―0で快勝。会津は2―1で会津学鳳を下し、同支部対決を制した。会津西連合(大沼、西会津、坂下、猪苗代、湖南)は長沼に5回コールド勝ちした。
1死満塁...主将・佐藤「自分が点取る」
終盤までもつれた会津勢同士の対決は、会津に軍配が上がった。「リベンジを果たすことができた」。勝利に大きく貢献した主将佐藤聡一郎(3年)は、歓喜に沸くナインを前に胸を張った。
会津学鳳は県大会出場を懸けた昨秋と今春の支部大会で、いずれも1点差で敗れた因縁の相手。手の内を知り尽くす相手だけに、1点を取り合った試合はその後、互いに譲らぬまま終盤へ。試合が動いたのは8回の会津の攻撃だった。
四球と小田切大也(2年)の右前打などでつくった1死満塁の好機。一ノ瀬圭監督から「主将の仕事だ」と送り出された佐藤は、追い込まれながらも5球目の外角スライダーを中央に運ぶ犠飛。「自分が点を取るつもりだった」と、責任をしっかりと果たして三走が生還すると、これが決勝点になった。
打撃戦となった福島東との初戦に続く1点差の勝利。再び激戦を制した会津が勢いに乗り始めた。