【展望・夏の福島大会】本命不在『混戦必至』 総合力が勝敗に

 

 春を制した東日大昌平を筆頭に、13連覇が懸かる聖光学院や東北大会8強の学法石川などが軸になりそう。ただノーシードにも強豪校がそろった今夏は本命不在の混戦模様だ。

 第1シード東日大昌平と第8シード相馬のブロックは、白河と須賀川の県南実力校が上位を狙う。好投手を擁する磐城、若松商の2校もシード校を苦しめそうだ。

 第2シード学法石川と第7シードふたば未来が入ったブロックは激戦必至。光南、いわき光洋、小高産業技術といった上位常連校が入り、厳しい戦いが予想される。

 第3シード聖光学院と第6シード学法福島のブロックは、春県8強の福島西や春の会津支部を制した喜多方桐桜も力がある。春の県大会2回戦敗退と苦杯をなめた王者・聖光学院の戦いぶりにも注目が集まる。

 春の県大会3位の第4シード日大東北と昨年準優勝校の第5シード福島商は互いにエースの出来が鍵を握る。同ブロックに入った湯本は昨年夏の準決勝で敗れた福島商に雪辱を期す。また安積と郡山商は2年連続で初戦での対戦となった。

 優勝のためには連戦を勝ち進む必要があり、チームの総合力が問われる。実力が伯仲する中、投手を中心とした選手起用が勝敗を左右しそうだ。

 【 組み合わせ 】第101回全国高校野球選手権福島大会

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