ふたば未来エース・国分11K完封 創部5年目、初の夏「8強」
投手戦の中、少ない好機をものにしたふたば未来が福島東を2―0で退けた。ふたば未来は5回2死三塁から、国分の二塁打で1点を先制。7回にも死球から好機をつくり、加点するなど相手の隙を逃さなかった。投げては国分が11奪三振の力投で試合の流れをつくった。福島東は打線が散発3安打にとどまり、本塁が遠かった。
ふたば未来のエース国分渉(3年)が投打に輝きを放った。11三振を奪い公式戦初の完封勝利。打撃でも全打点を挙げ、創部5年目のチームを初の夏8強に導いた。
「相手に得点を許さない」とマウンドに立ち5回の三者連続三振など、この回まで二塁を踏ませない投球。走者を背負っても直球やカーブを低めに集め、三振の山を築いた。
投球の好調なリズムは打撃にも。5回と7回の好機には適時打を放ち、自らのバットで勝利を引き寄せた。
「甲子園に行くために一戦一戦全力で勝つだけ」。ふたば未来の投打の要は力強かった。