決戦!日大東北vs聖光学院 夏の高校野球福島大会・28日決勝戦
夏の甲子園出場を懸けた第101回全国高校野球選手権福島大会第12日は27日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで準決勝2試合が行われ、第3シード聖光学院と第4シード日大東北が決勝に勝ち進んだ。決勝進出は聖光学院が13年連続17度目、日大東北は4年ぶり16度目。
日大東北は初優勝を狙う東日大昌平と対戦、2―1で逃げ切った。聖光学院は3年ぶりの決勝進出を目指す光南を5―0で下し、13連覇に王手をかけた。
最終日の28日は同球場で決勝が行われ、出場75チーム(81校)の頂点が決まる。午前11時試合開始予定。
打線に爆発力秘める
【日大東北戦力分析】準々決勝まで毎試合2桁安打の活発な打線と、投手を中心とした堅守で勝ち上がった。
中心は全5試合で登板のエース磯上航希(3年)。打撃戦となった準々決勝こそ8失点だったが、中1日の準決勝は5回を投げて2安打無失点と高い修正力を発揮した。準決勝で4回1失点の古川蓮(同)らも控える。
2、3回戦はコールド勝ちで打線は1試合平均8.4得点。うち3試合では1イニングに6点以上を奪う集中打で試合の主導権を握った。一度火がつくと止まらない。要所では小技も光る。
堅い守り投手力安定
【聖光学院戦力分析】準決勝までの5試合で39得点、4失点。守備は2失策と攻守に隙が無い。
二回戦、三回戦をコールド勝ちし、準々決勝の学法福島戦は終盤に粘られたが5―3で振り切った。準決勝は4安打完封とエース須藤翔(3年)が好投した。
チーム打率は3割6分6厘。下位打線まで長打があり、足も絡めて次の塁を果敢に狙う。打率5割を超える吉田修也(同)と8打点の1番打者小室智希(同)が攻撃を牽引する。
投手陣はエース須藤のほか、3試合に登板した佐藤楓真(同)、2年生の箱山直暖が控える。