ノーシード・光南...進撃が止まる 主力が離脱も貫いた『粘り』
シード校を相次いで破り、4強に進んできた光南の夏が終わった。主力の離脱にもめげず、チームが掲げる諦めない姿勢で王者に堂々と立ち向かった。
初回、準々決勝の決勝打を放った不動の1番打者柏村大樹(3年)が死球で負傷退場。想定外の事態だったが交代した二瓶泰紀(同)は「いつでも出る準備はできていた」と2点を追う3回に、先頭打者として安打を放つなど柏村の穴を埋める活躍を見せた。
序盤のリードを守りきった学法石川との4回戦、延長10回に勝ち越したふたば未来との準々決勝と、持ち前の粘り強いプレーで勝利を続けてきた。この試合も九回裏に2年生の佐藤寿樹がチーム唯一となる長打。得点こそ奪えなかったが、粘り強さをプレーで体現した。