日大東北2人の兄...思い託し声援 スタンドから甲子園出場の夢

 
日大東北ナインに拍手を送る弓田大幾さん(右)と磯上海大さん

 16年ぶりの甲子園出場を目指した日大東北の応援スタンドは、スクールカラーのピンク色のタオルと黄色いメガホンを持った約1300人の全校生徒や野球部OBら関係者でぎっしりと埋まった。

 OBの中にはエース磯上航希(3年)の兄海大さん(20)と、磯上とバッテリーを組む捕手弓田公幾(同)の兄大幾さん(21)の姿も。

 兄を追い掛けて入学してきた弟たちに、自身がかなわなかった甲子園出場の夢を託し声援を送った。

 海大さんは「今までやってきたことを見せてくれてよかった。磯上家の集大成」、大幾さんは「僕のまねをして野球を始めて、ここまでの選手になるとは。よく頑張ってくれた」と弟たちの最後の夏をねぎらった。

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