福島県高野連「独自大会」開催へ 夏の甲子園、福島大会が中止

 

 県高野連は、夏の甲子園大会と地方大会に当たる福島大会の中止を受け、独自の代替大会を開催する方針を固めた。小針淳理事長が20日、福島民友新聞社の取材で明らかにした。29日に予定する運営委員会を臨時理事会に切り替え、日程や試合方法などを協議する。

 代替大会の開催に当たっては新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底が欠かせず、運営資金の確保なども必要となってくる。県高野連は、日本高野連が発表する代替大会に関する指針を参考に開催に向けて協議する見通しだ。代替大会の詳細は未定だが、秋季大会前の7、8月に選手の長時間の移動や宿泊を伴わず、3年生を中心としたチーム構成での開催などを想定している。

 小針理事長は「開催を信じて、不自由な環境の中で努力してきた球児たちや関係者の心情を思うと言葉が見つからない。特に3年生は春の選抜大会以降、全て中止となっている。代替大会の開催に向けて努力していきたい」と述べた。

 夏の福島大会は7月8日に始まる予定だった。昨年は連合3チームを含む75チーム、81校が出場した。

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