高校球児の思いに報いる!福島県高野連 代替大会日程など発表

 
代替大会の開催方式などについて説明する小針理事長(左)と松浦会長=福島商高

 県高野連の松浦冬樹会長(57)と小針淳理事長(59)は12日、事務局がある福島商高で記者会見し、代替大会の日程などを発表した。小針理事長は「選手たちは休校や部活動の制限などいろいろなことを背負ってきた。その気持ちに応えたい。特に3年生。モチベーションを切らさず、いい形の大会にしてほしい」と願った。

 県高野連は、日本高野連のガイドラインなどを参考に新型コロナウイルスの感染防止対策を盛り込み、大会日程や開催内容を決めた。大会方式を決める上で最大の課題は選手の移動だった。

 広い県内で宿泊を伴わずに選手が移動するため、チームごとに移動距離を考慮し、対戦校が決まった後に試合会場を決めるほか、1日2試合にすることで解決策を出した。

 大会は無観客開催の方針だが、保護者やベンチに入らない部員の観戦についてはまだ検討の余地を残した。家族以外や部員以外の関係者の入場についても検討している。

 小針理事長は「試合中にけがをした場合など保護者がいてくれた方がいい場合もある。(保護者を含め)周囲の協力を得ながら大会を成功させたい」と話した。

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