「夏の東北大会」8月実施へ 高野連発表、各6県の優勝校対戦

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏の全国高校野球選手権大会と出場権を懸けた地方大会が中止になったことを受け、東北地区高野連は20日、福島と青森、岩手、宮城、秋田、山形の各県の代表校による独自の東北大会を8月9~11日に宮城県石巻市の石巻市民球場で開催すると発表した。

 7月から始まる県ごと独自の代替大会で優勝した代表校計6校によるトーナメント方式で試合を行う。硬式野球と軟式野球の両方を実施する。

 感染リスクを減らすため、開会式や閉会式は行わず、表彰式を行う。原則として無観客とするが、控え部員のほか、最上級生の保護者は部員1人につき2人までスタンドに入ることができる。出場校は大会期間中、宿泊施設を使わず、地元から通って参加することも認める。開催前や開催中に政府の緊急事態宣言が出た場合は中止となる。

 東北地区高野連の松本嘉次理事長は「開催に向けて尽力した人に感謝の気持ちを持って、やるからには上を目指して頑張ってほしい」と話した。

 本県の独自の代替大会は7月18日に開幕し、8月7日までの10日間にわたって開催される。

 連合チームを含め71チーム(予定)がトーナメントで対戦する。

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