タイブレーク劇勝!郡山が接戦制す 10回・伊藤逆転サヨナラ打

 
【田村―郡山】延長10回裏郡山1死一、二塁、左越えサヨナラ打を放つ伊藤=ヨーク開成山スタジアム

 郡山が延長までもつれた接戦を制した。郡山は8回、2死二、三塁から捕逸で同点に追い付き、10回からタイブレークに突入。1点リードされた10回は1死一、二塁から伊藤の左越え打で逆転サヨナラ勝ちした。田村は好機を生かしきれなかった。

 郡山の1番伊藤大貴(3年)が延長までもつれた激戦に終止符を打った。「半端なスイングは自分に似合わない。どうせ終わるならフルスイングで」。その言葉通り豪快な一振りで捉えた打球は、左翼手の頭を越えるサヨナラ打となった。

 今年の夏は試合時間短縮のためタイブレークが10回から。郡山は8回に同点に追い付くと、無死一、二塁の状況から攻撃が始まるタイブレークに突入した。

 田村が10回表に1点を奪って追う展開に。伊藤はこの日、5打席凡退し「足を引っ張っている」と負い目を感じていた。正念場で打席に向かう伊藤にチームメートが言葉を掛けた。「おまえで終わるなら、みんな納得する。思いっきり振ってこい」。最後まで自分を信じてくれる仲間の温かさに、自然と涙が出た。

 「せめて1点を返して次につなげる」と、涙を拭って打席に立った。狙っていたスライダーを渾身(こんしん)のフルスイングで迎え撃つと、歓喜の瞬間が訪れた。「最後においしいところを持って行って、仲間に申し訳ない」と笑う伊藤。「次戦は初回から持ち味の長打を生かし、チームに貢献したい」とさらなる活躍を誓った。

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