「夏の高校野球福島大会」有観客開催へ 県高野連、開会式も実施

 

 県高野連は31日、福島市で会議を開き、夏の甲子園出場を懸けた第103回全国高校野球選手権福島大会を観客を入れて開催することを決めた。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、代替大会を開催した。開幕は7月7日で、11日間の日程で行う。

 会議では、春の県大会では実施しなかった開会式を行うことも決めた。全出場校が参加する。入場行進の方法などの詳細は今後まとめる。

 県高野連は春の県大会を当初、有観客で開催する方針だったが、県内で新型コロナの感染確認が相次いだことから全ての試合を無観客で開催した。木村保理事長は感染症の状況によっては無観客になる可能性も含めた上で「夏のために春は我慢をした。球児たちの安全を守り、最高のパフォーマンスを発揮できるよう運営したい」と話した。

 大会はいわきグリーンスタジアム(いわき市)をメイン球場に、サブ球場のヨーク開成山スタジアム(郡山市)、白河グリーンスタジアム(白河市)、あいづ球場(会津若松市)、信夫ケ丘球場(福島市)の計5球場で行う。

 現時点の出場予定は、連合2チームを含む68チーム。春の県大会終了時点の福島大会のシードポイントは高い順に、東日大昌平、聖光学院、学法石川、福島商、磐城、相馬東、光南、日大東北の順。今月21日の会議で正式に決定する。

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