東日大昌平、打倒王者へ戦力底上げ 2大会連続の第1シード

 
バント処理などの内野の連係を確かめる東日大昌平の選手

 2年ぶりに夏の聖地へ―。甲子園出場を懸けた第103回全国高校野球選手権福島大会が7日開幕する。新型コロナウイルスの感染拡大で昨年は開催が見送られた大舞台に、球児たちが帰ってくる。

 "王者聖光"に対し、強豪私学を中心に他校も虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。その筆頭が昨年の秋季県大会覇者で、2大会連続の第1シードとなった東日大昌平だ。菅原立稀主将(3年)は「昨秋よりも選手一人一人が力をつけた。元々連係が武器のチームだが、それがさらに深まり、戦力が底上げされた」と手応えを語る。

 コロナ禍の逆境を力に変えた。全部員のうち約8割に当たる77人が送る寮生活は、毎日が新型コロナとの戦いの連続。感染対策で黙食や外出制限などのストレスを抱えたが、それが一体感や忍耐力を生んだという。「選手はかなりのストレスを耐えてきた。これは誇って良いこと」と伊藤博康監督。菅原主将は「昨年から特に野球漬けの毎日を過ごしてきた。誰よりも野球に打ち込んできたという自信になっている」と自負する。

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