「夏の高校野球福島大会」開幕 2年ぶりの甲子園へ球児ら躍動

 
2年ぶりに観客を入れて行われる福島大会。球児の一つ一つのプレーに拍手が送られた=いわきグリーンスタジアム

 2年ぶりの「甲子園」出場を懸けた第103回全国高校野球選手権福島大会が7日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで開幕した。連合2チームを含む73校68チームが出場。聖地を目指す球児たちの11日間にわたる熱い戦いが始まった。県高野連は全日程を有観客で実施する。

 開会式では、新型コロナウイルスの感染症対策として掛け声を発せずに入場行進する選手を来場者が手拍子で後押しした。密を避けるため、行進後にグラウンドに立ったのは校旗とプラカードを持った各校の代表で、ほかの部員はスタンドから見守った。

 一昨年の第101回大会で優勝した聖光学院の坂本寅泰(ともやす)主将が優勝旗を返還、福島高専の小平和馬主将が「野球を見てくださる全ての方々に笑顔や感動を与えることも使命」と選手宣誓した。

 県立石川―いわき総合の開幕試合は、いわき総合が7―2で県立石川を下して初戦を突破した。観戦後、座った客席を消毒する来場者の姿も見られた。

 会期は、前期が7~11日、後期が15~25日(移動日含む)。県内5球場で行われ、決勝は25日午前11時から同スタジアム。

 【 組み合わせ 】第103回全国高校野球選手権福島大会

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