新生・喜多方、初陣飾る 保原に10-9、序盤大量点
喜多方が乱打戦を制した。2回には打者9人の猛攻で一気に5点。その後も得点を重ね、16安打と攻撃の強さを見せた。保原は7回に6点を奪い、9回は1点差まで詰め寄ったが、あと一本が出なかった。
"新生喜多方"の歴史が始まった。4月に旧喜多方高と旧喜多方東高が統合して新たに誕生した「喜多方高」。集大成の大会で念願の夏初勝利を手にした。
新しい水色のユニホームに身を包んだナインが躍動した。勝利を収め、シンガー・ソングライター小田和正さん作曲の新たな校歌をはつらつと歌い上げた。「自分たちから伝統が始まるという思いで、気合を入れて戦った。新しい校歌が流れたことにも感動した」。主将の田沢大樹(3年)はしみじみと語った。
チームの売りである積極的な打撃で試合を優位に進めた。二回には打者9人の猛攻で一挙5点を挙げるなど、16安打で最大9点差をつけた。後半の大量失点は反省材料だが、「点を取れる時に取れたのが勝因。できすぎなくらいみんなよく打ってくれた」と一ノ瀬圭監督。田沢は「最後は気持ちが大切。次も一戦必勝の気持ちで最大限の力を出したい」と新生喜多方の躍進を誓った。