只見が12回サヨナラ、3年ぶり夏1勝 福島西を下す

 
【福島西―只見】延長12回裏只見2死二、三塁、羽染宗のサヨナラ打で喜ぶ只見ナイン=いわきグリーンスタジアム

 第103回全国高校野球選手権福島大会第5日、第6日は11、12の両日、いわき市のいわきグリーンスタジアムなどで2回戦7試合が行われ、只見が延長12回サヨナラで福島西を5―4で下した。開幕試合に勝利したいわき総合は5―2で船引を破り、降雨による5回ノーゲームで再試合となった郡山―勿来工戦は郡山が11―1の6回コールドで勝った。12日で前期は終了し、3回戦に進む32校が決まった。後期は15日に始まる。

 主将が殊勲打

 延長12回に及ぶ激闘の末、只見がサヨナラで3年ぶりの夏1勝をつかんだ。はい上がるという思いを込め、新チームのスローガンを"下克上"に決めて臨んだ初戦。殊勲の一打を放った主将の羽染宗都(3年)は「一つでも勝利して上にいく」と胸を張った。

 シーソーゲームの展開に羽染は、負けている時でも「楽しんで野球をやろう」と仲間を鼓舞。8回に2点差を追いつき4―4で延長戦へと突入すると、延長12回裏、2死二、三塁の好機で打席が回ってきた。

 「自分が決める」。フルカウントで相手エースの真ん中高めの直球をはじき返すと、打球は中前に転がり三塁走者が生還。ベンチから飛び出してきた選手から祝福を受け、主将は勝利をかみしめた。「最高にうれしかった」

 3年生4人は只見中の出身。親しい仲から生まれる団結力はどこよりも強い。「今後もチーム全員で戦っていきたい」。大役を果たした主将を筆頭に、只見の快進撃が幕を開けた。

 【7月11日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第5日

 【7月12日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第6日