「ベスト16」出そろう 小高産業技術、4点差を逆転

 
【白河実―小高産業技術】逆転勝利を収め仲間と喜びを分かち合う小高産業技術の鈴木智(中央)=白河グリーンスタジアム

 第103回全国高校野球選手権福島大会第8日は16日、いわき市のいわきグリーンスタジアムなどで3回戦8試合が行われた。小名浜海星は6―2で福島北を退け、4回戦進出を決めた。尚志は14―3の5回コールドで郡山東を破り、6年ぶりのベスト16入り。郡山は4―3で会津北嶺を九回サヨナラで下し、小高産業技術は5―4で白河実との接戦を制した。17日は移動日。第9日の18日はいわきグリーンスタジアム、郡山市のヨーク開成山スタジアム、白河市の白河グリーンスタジアムで4回戦8試合が行われ、8強が決まる。

 ミス取り返す一振り

 4点差を覆す梅雨明けの暑さに負けない熱戦だった。小高産業技術を4年ぶりの16強に導いたのは、エース鈴木智也(3年)の一振りだった。

 先発した鈴木智は変化球が決まらず5回までに四死球を連発。序盤に4点を奪われる苦しい展開となったが、5回終了後に放った光家杯二主将(3年)のひと言が空気を変えた。「残り4イニングある。絶対に追い付こう」

 直後の6回に連打で2点を奪うと、7回には安打と四球で2死満塁の好機をつくる。ここで打席に立ったのが鈴木智だ。「自分のミスで失点した。ここで決める」。外角の直球をはじき返すと、3人が生還する走者一掃の逆転打となり「仲間の雰囲気に後押しされた」と笑顔を見せた。

 しかし9回表、白河実に連打を浴び、2死満塁のピンチを迎える。打席には、鈴木智に逆転打を許した相手エースの鈴木大地(3年)。フルカウントまで粘る鈴木大地に対し「エースとして絶対に抑える」と高めの直球で空振り三振に仕留め、歓喜の雄たけびを上げた。

 次戦は第1シードの東日大昌平戦。「逆転勝ちの勢いを、このまま次の試合にぶつけたい」と鈴木智。気合十分で昨秋の県王者を迎え撃つ。

 【7月16日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第8日