福島成蹊「逆転勝利」 福島工に4-2、目覚めた打線

 
【福島工―福島成蹊】5回表福島成蹊無死満塁、浅倉の2点適時打で生還した二走佐藤颯=ヨーク開成山スタジアム

 逆転勝利で4回戦に駒を進めた。逆転打を放った福島成蹊の浅倉岳斗(3年)は「たった1本のヒットだが、チームがつないでくれた」と勝利をかみしめた。

 初回に1点を先制され、序盤は打線が沈黙。反撃の糸口をつかめないまま試合が進んだが「いずれチャンスが来る」と耐えた。5回表に無死満塁で浅倉に打順が回ると、仲間が「お前なら打てる」と背中を押した。初球は空振りしたが、外角のスライダーに的を絞り、狙い通りの球をコンパクトに振り抜いた。

 浅倉の2点適時打からこの回一挙4得点。「チーム全体で諦めない気持ちと自信を持って、ビッグイニングをつくれた」と振り返る浅倉。「一戦一戦全力を尽くす」と次戦に向けて闘志を燃やした。

 【7月16日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第8日

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