日大東北、熱投125球 逆転で第1シード東日大昌平破る

 
【東日大昌平―日大東北】8回裏東日大昌平2死一、二塁、三振で切り抜けガッツポーズする日大東北のエース吉田 =いわきグリーンスタジアム

 いわき市のいわきグリーンスタジアムと郡山市のヨーク開成山スタジアムで20日に行われた第103回全国高校野球選手権福島大会第10日。第8シード日大東北は第1シード東日大昌平を破った。

 「絶対に甲子園に行く」。日大東北のエース吉田達也(3年)は3失点完投。灼熱の太陽の下で腕を振り下ろした125球はチームを奮闘させ、2大会連続の準決勝へと導いた。

 持ち味である136キロの直球を中心に打たせて取った。配球を組み立てたのは2年生捕手の奈須優翔。野球になると上下関係を気にしないという後輩に「いつも安心して投げることができる」と信頼を寄せ、最終回のピンチも全球直球勝負で切り抜けた。

 雪辱に燃えていた。昨秋行った東日大昌平との練習試合では大差で敗れていた。吉田は3回を投げて無失点だったが、前に投げた2人の投手が連打を浴び、投手陣の一人として悔しかった。その後、相手打者の苦手なコースを研究。この日は研究成果を示すように自慢のコントロールでコースを突いて凡打を築き、「自信を持って投げることができた。9安打されてしまったが、3点で抑えられて良かった」と満足げだった。

 「残り2試合の9イニングを投げるつもりで頑張っていきたい」と吉田。強豪対決を制して自信を付けたが、これで満足するつもりはない。あこがれの聖地が見えてきた。

【7月20日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第10日