聖光、甲子園逃す 福島大会、14大会連続出場ならず

 

 第103回全国高校野球選手権福島大会第10日は20日、いわきグリーンスタジアムなどで準々決勝4試合が行われ、第7シード光南が第2シード聖光学院を5―1で下しベスト4に進出した。

 聖光学院が福島大会で敗退するのは2006(平成18)年の第88回大会以来15年ぶり。全国最長記録に並ぶ14大会連続の甲子園出場を目指していた。光南のほかに4強入りしたのは第4シード福島商と第8シード日大東北、ノーシードの福島成蹊。準々決勝で第1~第3シードが姿を消した。

 光南は1―1の同点とされた直後の8回裏、金沢太陽(2年)の3点適時打で勝ち越すと酒井綾汰(3年)が適時打で続き突き放した。エース星勇志(同)は5安打に抑える力投。聖光学院は谷地亮輔(同)の本盗で追い付いたものの、好機をつくれなかった。

 福島商は2点を追う9回裏に3点を挙げ、ノーシードの相馬に8―7でサヨナラ勝ち。日大東北は6回に4点を奪い逆転に成功、5―3で第1シード東日大昌平を振り切った。福島成蹊は12安打を放ち13―3の6回コールドで第3シード学法石川を下した。福島成蹊の準決勝進出は初めて。

 21~23日は移動日で、準決勝は24日にいわきグリーンスタジアムで行われる。第1試合の日大東北―福島商は午前9時、第2試合の福島成蹊―光南は午前11時45分開始予定。

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