日大東北、最強へ「王手」 5回5点、一気に突き放す

 
【日大東北-福島商】4回表日大東北1死三塁、勝ち越しの適時打を放つ奈須。捕手高橋=いわきグリーンスタジアム
準決勝
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 第103回全国高校野球選手権福島大会第11日は24日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで準決勝2試合が行われ、第7シード光南と第8シード日大東北が決勝進出を決めた。決勝進出は光南が5年ぶり5度目、日大東北は2大会連続17度目。最終日の25日は同球場で午前11時から決勝が行われる。日大東北は2点を先制されたが、1―2の4回に勝ち越しに成功、5回に5点を挙げて8―2で第4シード福島商を下した。光南は序盤、得点圏に走者を背負う展開だったが無失点でしのぎ、着実に加点して3―0でノーシードの福島成蹊を退けた。

 奈須、気負わず4打点

 「最弱世代」のチームが18年ぶりの甲子園出場に王手をかけた。日大東北はそつのない試合運びで福島商を破り、第8シードからの決勝進出。勝ち越し打を含む3安打4打点の活躍を見せ、捕手としても投手陣を引っ張った奈須優翔(2年)は「これまで苦しい試合を勝ち抜いてきたので、自信があった」と力を込めた。

 4回は同点に追い付き、なお1死三塁で甘く浮いた直球を右前にはじき返した。3点リードの5回1死二、三塁では右越え2点適時打を放った。2年生レギュラーながら「先輩がいる」と気負わず打席に入り、つなぐ意識を心掛けている。

 捕手としては冷静なリードが光った。カウントが悪くなると、登板した2人の先輩投手に何度も駆け寄って励ました。相手打者の弱点を分析し、緩い変化球を効果的に配球。タイミングを外し、4回以降は無安打に抑えた。

 日大東北は昨秋と今春の県中支部予選で優勝を逃し、今春の県大会ではコールド負けの屈辱も味わった。チーム内では「最弱から最強へ」が合言葉となり、今大会は選手が試合を重ねるごとに成長を遂げている。

 2013(平成25)年の第95回大会から昨年の代替大会を含め、聖光学院以外には無敗だが、宗像忠典監督は「目の前の相手に勝つことだけを考えている」と冷静に決勝を見据えた。

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