【戦評】夏の全国高校野球福島大会・第5日

 

 ◇夏の全国高校野球福島大会・第5日(17日・ヨーク開成山スタジアムほか3回戦8試合)

【7月17日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第5日

【戦いの跡】第104回全国高校野球選手権福島大会  

 聖光学院 10―3 小名浜海星

 【評】聖光学院が終盤に畳み掛けた。同点で迎えた7回、無死満塁から押し出し四球で勝ち越し、山浅の走者一掃の適時打で引き離した。小名浜海星は4回に3連打などで一時逆転するも、後半は打線に勢いがなかった。(熊田紗妃)

 学法福島 14―2 安達

 【評】学法福島が18安打14得点と打線が爆発した。初回2死一、二塁から塙の適時打で2点を先制。その後も着実に得点を重ね、6回には打者一巡の猛攻で5点を加えた。安達は4回以降は無安打と打線が沈黙した。(熊田紗妃)

 郡山北工 4―3 福島商

 【評】郡山北工が後半に粘り強い打撃で逆転し、接戦を制した。1―2で迎えた6回、3番渡部の適時打で同点とすると、6番橋本の2点適時二塁打で勝ち越した。福島商は11残塁。好機で勝負強さを発揮できなかった。(副島湧人)

 東日大昌平 9―2 安積

 【評】東日大昌平が足を絡めた攻撃でコールド勝ちした。2回、内野ゴロの間に先制。計11盗塁を絡めた勝負強い打撃で着実に得点を重ねた。安積は11三振と打線がつながらなかった。守りも4失策と乱れた。(副島湧人)

 いわき光洋 11―0 郡山東

 【評】いわき光洋が序盤から主導権を握り大勝した。初回、鈴木天の先制適時二塁打を含む5連打などで一挙7得点。投げては、鈴木佑と笹島が打たせて取る投球で無失点に抑えた。郡山東は2安打と振るわなかった。(副島湧人)

 学法石川 5―4 白河

 【評】学法石川が序盤の得点を守り抜いた。初回に上野の2点適時三塁打などで3点を先制し、その後も得点を重ねた。白河は7、8回に適時打や敵失で計4点を返し1点差に詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。(津村謡)

 光南 5―1 岩瀬農

 【評】光南が10安打を放って着実に加点し快勝した。2回に江尻、二瓶の適時打で3点を挙げると、7回に湯沢の適時二塁打で2点を追加した。岩瀬農は3回に犠飛で1点を返したものの、散発の5安打に抑えられた。(阿部二千翔)

 日大東北 2―1 いわき湯本

 【評】日大東北が終盤の2点を守り抜いた。7回に堀米涼の適時二塁打で1点を先制し、8回に1点を追加した。投げては3人の継投で1失点に抑えた。いわき湯本は9安打を放ったが、打線のつながりを欠いた。(津村謡)

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