聖光学院、春夏連続の甲子園 高校野球福島大会、17度目の優勝

 
3年ぶり17度目の優勝を決め、喜びを爆発させる聖光学院ナイン=ヨーク開成山スタジアム
決勝
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聖光学院
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光南
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 第104回全国高校野球選手権福島大会は最終日の27日、郡山市のヨーク開成山スタジアムで決勝が行われ、第1シード聖光学院が6―3で第3シード光南を下し、3月の第94回選抜高校野球大会に続く「春夏連続」での甲子園出場を決めた。聖光学院が福島大会で頂点に立つのは、2019年の第101回大会(20年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止)以来3年ぶり17度目。全国大会は8月6日、兵庫県の甲子園球場で開幕する。

 聖光学院は0―1で迎えた2回、生田目陽(はる)(3年)のスクイズなどで2点を奪い逆転。4回に同点とされたが、5回に1死一、三塁から安田淳平(同)が3点本塁打を放ち勝ち越した。安田は7回、貴重な追加点となる適時三塁打も放った。先発のエース佐山未来(同)は走者を背負いながらも粘りの投球を続け、9回144球を投げきった。

 16年ぶり2度目の頂点を狙った光南は初回に先制し、4回には連打で好機をつくって押し出し四球で追いついたものの、12残塁と好機を生かせなかった。先発した小林貫大(かんた)(同)は好投を続けたが一発に泣いた。2番手の藤田海(同)も強力打線を1点に抑える好投を見せた。

 決勝は雷雨のため2回表終了から1時間54分にわたって中断した。

 福島大会には連合1チームを含む69校68チームが出場。有観客で行われ、開会式では3年ぶりに登録選手全員による一斉行進が実施された。全国大会の組み合わせ抽選会は8月3日に行われる。

 全国で対等に戦う

 聖光学院・斎藤智也監督 今年の胴上げはいつもより高かった。中止を含め夏の甲子園から遠ざかることへの恐怖との闘いだった。全国で対等に戦いたい。

 日本一挑戦できる

 聖光学院・赤堀颯(はやと)主将 支えてくれた多くの人に感謝したい。優勝したことで、また日本一に挑戦できる権利を得た。技術を高め甲子園に乗り込みたい。

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