二刀流・馬場、代打出場へ『闘争心』 聖光打撃陣に鋭い当たり
第100回全国高校野球選手権記念大会の本県代表として7日目(11日)の第3試合に報徳学園と対戦する聖光学院は8日、兵庫県西宮市のグラウンドで打撃練習を行った。
投球マシンと2人の打撃投手を相手に行ったフリー打撃では、主将の矢吹栄希(3年)や五味卓馬(同)らが鋭い当たりを見せた。小室智希(2年)などレギュラー陣も快調に打球を飛ばし、状態の良さをうかがわせた。
馬場、首脳陣に出場アピール
左の代打として期待されている馬場大虎(だいご)(3年)は右投手に加え左投手の球も打ち込み、首脳陣に出場をアピールした。
投手として聖光学院に入学。横山博英部長らに打撃の良さを買われ、投手と野手の「二刀流」に挑戦。福島大会では野手に専念したものの出番は1打数にとどまり、打席への思いはますます強まった。
「試合では、甲子園に行けなかった兄の分まで、がつがついきたい」と馬場。県外の強豪校へ進学したものの甲子園に手が届かなかった兄の龍大さん(21)=仙台大3年=の思いを胸に、聖地での活躍を誓っている。