聖光学院、長崎・海星と初戦! 夏の甲子園、東北勢初V目指す

 
甲子園で活躍を誓う聖光学院ナイン

 高校球児の聖地で今年も深紅の優勝旗を懸けた熱戦の幕が開く。激戦を勝ち上がった全国の49校が頂点を競う第101回全国高校野球選手権大会が6日、甲子園球場で開幕する。

 安定した戦いぶりで福島大会を制した本県代表の聖光学院は、同校が持つ戦後最多記録を更新する13年連続16度目の出場。初戦は大会第7日の12日に行われる2回戦第2試合(午前10時30分開始予定)で、5年ぶり18度目出場の海星(長崎)と対戦する。夏の甲子園での県勢と海星の対戦成績は1勝1敗。聖光学院と海星の対戦は初めてだ。

 聖光学院ナインは1日に大阪入りし、大会開幕に向けた準備を進めている。昨夏は初戦で報徳学園(東兵庫)に2―3で敗退。2年ぶりの初戦突破に向け、闘志をみなぎらせる。

 夏の甲子園ではこれまで8強に4度進出している。初の4強、そして東北勢初の優勝を目指す戦いが、間もなく始まる。

 甲子園の感触つかむ 海星投手陣想定し練習

 1日に大阪入りした聖光学院ナインは、初戦に向けた調整を進めている。2日午前には大阪入り後の初練習に臨み、野手は投球マシンを使いスライダーなどの変化球を打ち込み、投手陣は斎藤智也監督の指導で投球フォームなどを確認した。午後に行われた甲子園球場の初練習では、シートノックで守備の連係や守備位置などを確かめた。中堅手の岡戸克泰(3年)は「フェンスとの距離感や、ボールのはね返りが今までの球場と違っていた。ボールへの入り方など工夫していきたい」と甲子園の感触をつかんだ様子だった。

 聖光学院の練習グラウンドには、練習をサポートする控え選手への「ありがとう」の声が響き、良い雰囲気の中で調整が進む。4日には前日の抽選会で初戦の相手に決まった海星(長崎)の右投手陣を想定した打撃練習などにも取り組み、開幕への準備は整いつつある。

 けがから復帰し、甲子園メンバー入りした萩田翔(3年)は「みんなに認められる選手にならないといけない。初戦に向け、チーム全体で調整していく」と夢の舞台での戦いに向け気合十分だった。

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