「夏の甲子園」8月10日開幕 日大東北、台風影響順延前向きに
第103回全国高校野球選手権大会が10日、甲子園球場で開幕し、49代表校が出場して17日間(休養日3日を含む)の熱戦の火ぶたが切られる。昨年は新型コロナウイルス禍で中止となり、2年ぶりの開催。一般客には入場券を販売せず、学校関係者のみが来場する。
開会式は午前9時から行われ、選手宣誓は小松大谷(石川)の木下仁緒(にお)主将が務める。新型コロナ感染対策のため、選手らはマスクを着用し、入場行進は簡素化。球場内を1周することはせず、外野に整列した後に前進する形で行う。
当初は9日に開幕する予定だったが、台風9号の影響で1日順延された。10日以降の試合が順調に消化されれば、決勝は26日に行われる。
本県代表の日大東北ナインは9日、兵庫県西宮市のピーコンパークスタジアムで約2時間の練習を行い、初戦に向けて体を動かした。
大会は9日に開幕予定だったが、台風9号の接近による悪天候で10日に順延となった。ナインは室内練習場で打撃練習やウエートトレーニングなどに汗を流した。宗像忠典監督はオンライン形式の取材で順延に触れ、「選手は暑い中で毎日4~5時間の練習をしていて疲労もある。それを立て直し、投打のバランスを良くしたい」と力を込めた。
日大東北は大会第5日(14日)の1回戦第2試合で近江(滋賀)と戦う。午前10時30分開始予定。
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