日大東北、19日初戦 エース吉田「準備怠らない」

 
室内練習場で練習する日大東北の選手=甲子園球場(日大東北提供)

 全国高校野球選手権大会第6日は18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行う予定だった3試合が、天候不良のため、順延となった。今大会の順延は6度目で、大会本部によると大会史上最多。

 19日は、18日に予定されていた1回戦の近江(滋賀)―日大東北、2回戦の西日本短大付(福岡)―二松学舎大付(東東京)、京都国際―前橋育英(群馬)に加え、2回戦の作新学院(栃木)―高松商(香川)の4試合を実施する。

 相次ぐ順延と2校の出場辞退を受け、19日以降の日程が再調整され、第6日から第8日までは連日4試合が行われる。18日午前の段階で準々決勝翌日の休養日は27日、決勝は29日と発表されたが、それぞれ1日ずつ繰り上がり、26日と28日に変更された。

 日大東北ナインは球場入りした後の午前6時ごろに順延が決まり、室内練習場で体を動かした。

 宗像忠典監督は福島大会決勝から3週間以上の間隔が空くため「実戦から離れている不安が選手に感じられる。緊張感を持たせてやりたいが、心の部分の調整が難しい」と話した。

 投手陣は軽めの投球練習で調子を確かめた。エース吉田達也(3年)は「甲子園で野球ができる喜びは変わらない」と強調。「いつ試合になってもいいように準備を怠らない。天候が悪くても、自分たちの野球をする」と気を引き締めた。

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