18人分の思い背負って...聖光主将、堂々歩み 夏の甲子園開幕

 

 第104回全国高校野球選手権大会が6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。開会式に続いて1回戦が行われた。3年ぶりに一般の観客向けチケットを販売して行われ、拍手と歓声の中で49代表校による17日間(休養日3日を含む)の戦いが始まった。

 新型コロナウイルスの感染が拡大している状況で、開会式は集団感染が確認されるなどした6校が欠席。入場行進は主将だけに限られるなど、観衆は戻ったものの感染予防に神経をつかいながらの開催となった。

 聖光学院の主将赤堀颯(3年)は福島大会の優勝旗を手に、堂々とグラウンドを踏みしめた。

 新型コロナウイルス感染拡大予防のため、参加選手は各校の主将のみになった。赤堀は「欲を言えば18人で歩きたかった」と複雑な心境を明かすも、「この大会で高校野球人生が終わるという覚悟を持って堂々と歩くことができた」と振り返った。

 9日の日大三(西東京)との初戦に向けて「どこが相手でも負けない。魂の野球を甲子園で披露したい」と気持ちを引き締めた。

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