聖光学院アルプス歓喜「8強も超えて」 卒業生らがナイン応援

5年ぶりの16強進出に沸く聖光学院の三塁側アルプススタンド
聖光学院の三塁側アルプススタンドには生徒や保護者、卒業生ら200人を超える応援団が駆けつけ、メガホンなどを持ってナインを応援した。
2014(平成26)年の夏の甲子園で外野手として出場した大阪府の会社員伊三木駿さん(26)は「聖光らしく粘り強く戦って、今年こそは自分たちが残したベスト8という記録を破ってほしい」とエールを送った。
先発したエース佐山未来(3年)の父正和さん(44)は「調子が悪いなりに、バックに助けられながら良く投げてくれた」と笑顔で話した。
教職員ら校舎で応援
伊達市の聖光学院高では教職員らが「1点の争いで目が離せない。ハラハラする」と固唾(かたず)をのんで試合のテレビ中継を見守った。ナインが得点を挙げたり、好守備を見せたりするたびに、手をたたいて活躍を喜んだ。
接戦を制した瞬間は全員が立ち上がり、強豪撃破をたたえた。根本寿実教頭は「強豪相手でも全員が自信を持ってプレーしていて本当にしびれる試合だった。一試合一試合しっかり臨んで全国制覇に近づいてほしい」と声を弾ませた。
本社が号外発行
福島民友新聞社は14日、聖光学院の第104回全国高校野球選手権大会2回戦勝利を伝える号外を発行し、伊達市や福島市などで配布した。
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