聖光学院、センバツ「16強」逃す 神奈川・東海大相模に3-12

 
【聖光学院―東海大相模】1回表聖光学院無死二、三塁、矢吹の一ゴロの間に三走田野が生還し、先制=甲子園球場
2回戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
聖光学院
1
0
1
0
0
0
0
0
1
3
東海大相模
6
3
0
1
0
1
0
1
X
12

 第90回選抜高校野球大会第5日は27日、甲子園球場で2回戦が行われ、聖光学院は東海大相模(神奈川)に3―12で敗れ、16強入りを逃した。

 聖光学院は、初回に先頭の田野孔誠が四球で出塁すると横堀航平の左前二塁打で無死二、三塁と好機を広げた。続く矢吹栄希は一ゴロに倒れたが、送球の隙を突き三走田野が本塁に突入、足を使った攻撃で1点を先制した。しかし、その裏に先発高坂右京が立ち上がりを狙われ、3点本塁打を浴びるなど一挙6点を奪われリードを許した。1回途中から登板した上石智也は8回まで粘投した。

 打線は、積極的に初球から狙いにいったが、散発4安打。3回には無死二、三塁の得点チャンスで1点にとどまり、好機を生かし切れなかった。最終回には大松将吾の適時打で1点を返したが、反撃はここまでだった。

 1番・田野「夏こそは...」

 聖光学院1番打者の田野孔誠(3年)は好走塁で先制のホームベースを踏んだ。しかし、どの打席でも快音は響かず、「ふがいないスイングになってしまった。それがチームに伝わったのだと思う」と責任を背負い込んだ。

 初回に三塁まで進んだ田野。相手の送球間に隙を見つけると「どんどん次の塁を取ろうという意識があった」とすかさず本塁に突入、先制点をもたらした。しかし直後に大量失点を喫すると、打線は沈黙。フライアウトが17と多かったことについて田野は「打ってやろうという気持ちが強く、打球を上げてしまった」と心情を代弁した。

 切り込み隊長は夏に向け「一からのスタート。全員で攻める」と目を赤くし決意を語った。

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