試合前ノッカー!木村前監督、磐城と同じ舞台 甲子園交流試合

 
甲子園でノッカーを務めることが決まり笑顔を見せる木村前監督

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会に選出された32校を招待して開催される「2020年甲子園高校野球交流試合」は10日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕。

 甲子園高校野球交流試合に出場する磐城前監督・木村保福島商教諭が、磐城の試合前練習でノッカーを務めることが正式に決まった。木村前監督は9日、磐城高を訪れ選手たちに伝えた。

 木村前監督は今春、人事異動で福島商に異動。日本高野連は6月、中止になった選抜大会後に他校に異動になった教諭がノッカーとして、規定上は参加可能としていた。

 磐城高は交流試合の開催が決まって間もなく、木村前監督にノッカーを務めてもらうことを打診。木村前監督は磐城、福島商両校と調整した上で快諾したという。14日からチームに帯同し、15日の試合前に7分間のノックを行う。ベンチには入らず、指定された場所から試合を見守る。

 「聖地甲子園で、3年生最後の試合、同じ舞台に立てるのは素直にうれしい」と木村前監督。選手たちには「今まで歩んできた道のり、努力を発揮できるように日々精進してほしい」と語り掛けた。

 激励を受け、岩間涼星主将(3年)は「甲子園に出してもらえる意味、責任がある。福島大会で優勝した聖光学院も出られない。覚悟を持っていかないと申し訳ない。絶対に勝つ」とナインを奮い立たせた。

 磐城は大会第4日の15日に行われる第2試合(午後0時40分開始予定)で国士舘(東京)と対戦する。

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